新人向け座談会「人はなぜ働くのか」
新人向け座談会「人はなぜ働くのか」
さくら構造の小林です。
最近では働き方改革という言葉をよく耳にしますが、自分自身、社会人になりたての頃は目の前の仕事に追われ「なぜ自分はこんなに働いているんだ?」という疑問を持っていたなあと、ふと思い出しました。
今でこそ、仕事の経験をつんで、自分の時間をコントロール出来るようになり、周りも見えるようになって、なぜ働くかということの意味を自分なりに持ってはいますが、若い人にもそういうことを考える機会があれば良いと思い企画してみました。
4月を迎えて、去年入社した新卒は働いて1年、その前の年に入社した新卒は2年が経ちました。今回は、そんな、さくら構造の若手と、先輩社員、さらに代表の田中を無理矢理呼んで開催してみました。
みんなどうして働こうと思った?
小林:それでは、今日のテーマは、人はなぜ働くかについて参加者のみなさんに伺ってみたいと思います。
みんな大学卒業したらとりあえず働きますが、 実家暮らしならそもそも働く必要あります?生活に困らないですよね。なんで大変な思いしてまで働くのですか?
伊東(新人):私は、実家に住んでいるので確かに、死ぬことはないです。
でも、親は永遠に自分のこと面倒見てはくれないですから、その時のために働いてます。
小林:じゃあ親が死んでお金がなくなって ご飯が食べられなくなるその日のために働くってことでしょうか?つまり生きるためにお金が必要だと。
伊東:基本的にはそうなります。
小林:他の新人にも聞いてみましたが、結果は
お金のため→3人
人を喜ばせるため→1人
まずはお金のためが一番に来るようですね。自分も若い頃そうだったので理解できます。
社長はどう思いますか?
田中社長:・・・。
小林:すみません社長。話聞いてましたか?
というかスマホは今いじるのやめてもらえませんか。
田中社長:うん、ちゃんと聞いてたからぜんぜん大丈夫。
今の聞いてて思ったんだけど、楽して金欲しいなら、構造設計じゃない方がいいと思うよ。
目指せ公務員!
小林:あの今日は、新人を鼓舞するための会でもありますし、
この企画はネットに公開予定ですので 言動は十分慎重にお願いします。
後であの発言は無かったことにしてとか ダメですからね。
では、次にみんなより少し長く働いている先輩にも聞いてみましょう。
設計職は働く時間が長くなりがちだが?
小林:お金のために働くならもっと労働時間が少なく楽して稼げる仕事ありますが 古賀君はどう思いますか?
古賀:確かにありますね。僕は名古屋出身なんですが、 友達は大企業の工場で働いていて給与が 私より良かったです。
小林:それを聞いてどう思いました?
古賀:正直羨ましいなと当時は思いました。
でも、社長にその話しすると、ブタ理論の話を延々3ヶ月間にわたって教えられました。話すと長いので詳細省略しますが 進撃の巨人的にいうと「調査兵団になるか?」「憲兵団になるか?」 という話だったと思います。
小林:古賀君の例えはマニアックすぎて読者はほとんど わからないと思うので補足すると、ブタ理論ってようは生きるためのスキルを身につける努力をせずに 目の前のエサを食べ続けるとぶくぶく太って、自分の意志で生活を維持するのがいつか困難になるという話だね。
新人の人にも聞いてみようかな。みんなは働く時間についてはどう思う?
伊東(新人):厳しい業界だというのは分かって入社しましたので有る程度覚悟はしていました。
木村(新人):今は働く時間のことはあまり考えていません。
門田(新人):自分もあまり気にしません。
五十嵐(新人):「・・・・」
小林:少なからず建築という世界に興味をもったうえで、
大変だよという周りの意見も聞いたうえで設計事務所に入ってきたってことですかね。
という事は、設計事務所は仕事きついのが分かって会社入ったんだからそれは想定内であって、
働く時間についても悩んではいないって事で良いのかな?
よくある悩みAパターン
古賀:そういうふうに詰め寄られると新人は意見あんまり出ないと思うので、僕が代表として言います。
そもそも、明確にどういう時が辛いとか、常に辛いということではありません。だから、悩み事あるって聞かれてもなかなか出てこないのが普通だと思います。
逆に日々の仕事の過程は楽しかったりもします。
自分も、最初はひたすら働くことに疑問を持たなかった。会社の先輩もそうしてたし。でも、モヤモヤが産声をあげた瞬間があるんです。特に友達の話聞いたときとかに。
友達の話聞くと今置かれてる立場の違和感を感じるんです。これって普通?とか、俺損してない?とか
新人一同:それ、あります!
小林:さすが!モヤモヤベテランの古賀先輩。分かるんですね。みんなすごい頷いてるし。
古賀:はい、これがモヤモヤが出るきっかけで、悩みのパターンAです。
田中社長:モヤモヤするパターンを決め顔でネーミングしなくていいよ。
小林:じゃあモヤモヤパターンAのエピソードとかありますか?
伊東:私の場合も自分が残業続いて大変だなと思ってる時に周りの同年代の友達の話を聞くと、以外と働いてなかった。
小林:周りの人は何をしてる人?
伊東:例えば大学の同期とかだとハウスメーカーで、ハウスメーカーは残業について厳しくなっていて20:00とかにはパソコン強制的に終了するみたいです。それはそれで大変らしいんですけど。
自分より働いてる時間短いのに給与は・・・って聞いちゃうと。将来的には、逆転することもあると思うんですが、先のことが考えられていないので短期的なスパンではモヤモヤしますね。
古賀:はいでたAパターン。
友達の方が働いてないのに友達の方が給与が多い。みんな通る道なんだよな〜
木村:僕の場合は、同期とか周りの話を聞くと、むしろ自分の方が良かった。ゼネコンの友達は話をはぐらかす感じだったので本当のところはわかりません。
小林:なるほど、他の環境と比較して、待遇が悪いと感じる瞬間があると、これで良いのか自分?となるわけですね。これ以外で何か悩むことは無いかな?
田中社長:ブタさんブー、ブー
小林:すいません、社長少し黙ってってもらえませんか。ちゃんと社長のターン作りますから。
よくある悩みBパターン
古賀:では、また私から。これも体験談なんですが、構造設計をやってる時って何をどうしていいかが分からなくなる時があるんです。若手で技術力が無ければ絶対にそういう状況になるはずなんですが。
小林:そうだね。よくある。でもそういう時って、自分が足りないだけだから頑張ろうしかなくない?
古賀:いや、それがそうでもないんですよ。
自分の場合は、そこで自分が構造設計をやればやるほど周りに迷惑がかかると思ってしまうんです。当時の上司のK室長が、自分の設計のチェックをするんですが、それを最後に、社長が見て「何これ?ここどう考えてんの?」と指摘されるのですが、ちゃんと考えてなくて答えられず、古賀が怒られるだけならまだしも、上司が怒られるという結果に毎回なるから、どんどん設計が怖くなるんです。負のスパイラルで一年くらいずっと彷徨っていた時期がありました。
古賀:これがモヤモヤが出るきっかけで、悩みのパターンBです。
田中社長:考えないで設計するやつと、それにきづけない管理者が悪いんだべ。
小林:社長!まだですよ。
古賀くんの言おうとしてることはなんとなく分かるよ。建築の仕事って扱うものの金額がすごく大きいから、その責任やプレッシャーは確かに大きい。
伊東:私の場合も、自分が設計した建物が壊れるんじゃないかという不安が常にあり、休みの日も気が抜けなかった。
野口:私も同じ不安ありました。未だにそうです。
短期的な視点と長期的な視点
小林:ここで別の質問ですが非正規雇用と正規雇用だとどっちが良い?
新人一同:正規雇用が良いです。
小林:そうなの?今の世の中は人手不足で非正規雇用の時給ってすごく上がってるんだけど。
それに比べてみんなは働いてる時間の割に給与が少ないって感じているんだよね?契約社員でも、特に大手企業とかは募集多いし待遇もいいよね。そっちの方がいいんでない?
新人一同:・・・。
小林:じゃあさ、なんで企業は時給が上がっている非正規雇用の枠を減らさないと思う?
五十嵐:人件費が安いからでしょうか?
小林:まあ、それもあるんだけどさ。でも人手不足って言いながら国も企業も契約社員の待遇を良くしていってるのに、正社員は実はそれほど良くなってないんだよ。
同じ会社の正社員と契約社員には差があるかもしれないけど、ブラック企業の正社員と大手企業の契約社員だったら、後者の方が良いと思わない?
話戻るけど改めて、なんで企業は非正規雇用の枠を減らさないと思う?
新人一同:分かりません。
小林:分からないってことは、みんな短期的にしか物事を見れていないということ。自分も若い時はあんまりそういうこと考えたこと無かったけどさ。
先輩はこの質問なんとなく分かってたみたいだけど、答えは、会社の状況に合わせて都合よく人手を調整出来るってこと。ようは合法的なリストラだよね。さっき古賀君がいってたブタ理論では「エサの蛇口を閉められる」とか「食用肉として出荷される」という感じになる。
つまり短期的に見れば残業も少なくていい仕事だけど、3年後、5年後の中長期スパンで見ると、いつ契約を切られるか分からない状況にあるということ。
さっき古賀君の地元の友達の話が出たけど、昔は、なんで誰でも出来るような仕事やってる工場の友達の方が給与高いのか?って愚痴言ってたけど、今の給与は友達と比べてどうなの?
古賀:僕の方がだいぶ勝ってます。
田中社長:ブタさんには負けないっしょ。
小林:だよね!さくら構造は、社員の実力で生み出した成果を報酬として支払う会社だから設計を
3年くらいすると給与が急激に伸びるタイミングが来る。
だからAパターンの悩みも、もっと先を見て考えれば変わってくんじゃないかな?
一同:は、はぁ。
田中社長:新卒がなぜ悩むかって?「坊やだからさ。」
小林:若い時は周り見えなくてこういうこと悩むのも分かるんだけど、先輩として先を見せてあげるってことも必要だと僕は思ってる。そういう事も先輩の大事な仕事のひとつなんだと思っての今日の企画なんだよね。古賀君!
古賀:はい・・・。
田中社長:無視すんな。ガンダムのシャア知らねーのか
成長することで視野が広がる
小林:色々、新人の悩みを聞いて思ったんだけど、若い頃あるなあっていう悩みは、いつの間にか解決して他の事で悩むようになるって感じるんだけど。たぶん、新卒と古賀、野口の悩みって違うよね?
古賀:あ〜。なんとなく分かります。仕事のスキルと一緒に給与も上がっていくので、ある程度、金銭面や待遇に関する点には満足する。その後ですよね?
小林:そうですね。お金の次に来るやつ。
古賀:最近もあったんですが、お客さんのために色々やってもあまり喜んでもらえなかったり、新卒に技術の指導してもあまり理解してもらえなくて。へこみました。
小林:いいね!それだけで新卒と視野が違うの分かるよ。
それは上手く行かなかった事例だけど逆に言うと、お客さんや後輩の役に立ちたかったって事だよね。最初は自分自身が生きていくため、お金が必要。自分を守るため、自分が、自分がってなるんだけど、お金が有る程度稼げるようになってくると視野が自分じゃない他人に向いてくる。
じゃあ、野口さんは何か同じようなエピソードとかない?
野口:私も経験あります。正確には私でなくて家族の話なのですが・・・
小学校の頃、おばあちゃんが庭の鳥と喋ってたんです。小さい頃なので、おばあちゃんが鳥と会話出来るのが羨ましくて「どうしておばあちゃんは鳥としゃべれるの?」って聞いたんです。そしたら、「これを被ってるから鳥と喋れるんだよ。」と教えてくれました。
その、おばあちゃんの頭にはおじいちゃんのパンツが載っていました。
古賀:それって、おばあちゃんが認知症になった的な話ですか?
田中社長:ちげーよ!このタイミングで認知症の話ブチ込んでこないべや。
小林:古賀君ね、残念ながらここは社長の言うとおりというか、認知症の話ではないね。確実にない。
そうだよね野口さん?
野口:そうですね・・・
小林:それでは古賀君のためにヒントとなる問題。おばあちゃんはなぜ認知症でもないのにパンツをかぶったのか?誰かわかるひと?
門田:子供たちを喜ばせようとした。
野口:その後、姉と2人でおじいちゃんのパンツの奪いあいでした(笑)
小林:そういうことだね。おばあちゃんは、わざわざ田舎から孫たちがくるから楽しんでもらおうとして、、おそらく本気で考えに考えぬいた結果パンツをかぶった。ということだね。
まさにおばあちゃんの孫を思う愛に溢れたアクションなわけだけど、これって、お金の次に先輩たちに現れる働く理由、つまり誰かの役に立ちたいとか、誰かを喜ばせたいという動機と重ならないかな?
古賀:あ、わかった。そゆことですね。ばあちゃんやりますね。
田中社長:おせーよ。
小林:この辺でさっきからヤジ飛ばしてばっかりの社長に聞いてみようか?
社長っていま役員報酬いくらですか?
田中社長:やっと出番かと思ったら、その質問なんかおかしくない?それ関係ある?
小林:あります。
田中社長:いやいやおかしいっしょ。それに言っても期待した答えはでないと思うし。
小林:どういうことですか?報酬多すぎて結局、お金ですか?って言われるからですか?
田中社長:いやそうでなくて、ぶっちゃけ、俺も正確に把握してないし、数字だけでいうとたぶん室長より低いくらいのもんだよ。
一同:えー。
古賀:ぜってーウソだ。
田中社長:うそでないから!
今は役員報酬はさげて、会社に体力つけて不景気きても大丈夫にするって経営方針なんだよ。
小林:まあいいです。では、質問をかえます。
社長はたまに、自分はもう働かなくても一生生きていけるって言ってますよね。それって相当な額の役員報酬を今までもらって蓄えができたってことじゃないですか?おそらく億単位の資産や不労所得を作ってきたから、そういうことが言えるのだと思いますが、働かなくても生きていけるのに、なぜまだ働くのですか?
田中社長:なんか質問感じわるいなぁ・・・
社長が働く理由
田中社長:なんか質問感じわるいけど、とりあえず自分がこの業界に入った時の事から説明してみる。
最初は、みんなと同じで生きてくために、仕事やってたんだけど、お金のことは全く気ににしてなかった。保険証もらえたことだけで感動したぐらいだよ。
最初はお金よりもとにかく設計ができるようになろうって、それだけで構造設計事務所で働き初めて5年は突っ走しった。5年もすると、周りも見えてきて、先輩もだらだら仕事してる人とかもわかるようになったり、仕事あんまり出来ない人もわかったりしてくる。仕事もみんなで押しつけあいでさ、誰がやる?って場面になったら、最終的には一番押しの弱い人がやるハメになってさ。仕事たくさんやっても給与は変わらない会社だったからなんていうか、仕事やった者負けみたいな感じ。
だから、僕もみんなと同じでモチベーション下がった時期もあったよ。周りのそんな先輩とか見てたらさ。ここにいても、もう学ぶこと無いなって。
給与より先に、ここにいても自分が成長できないってことで辞めたくなった。
なんだかんだ僕はサラリーマンを10年務めたんだけど、後半の5年はどうしたかって言うといいか悪いかは別としても、仕事をもってきてくれる会社には感謝した。
そしてせっかく 仕事をするチャンスがあるんだから、それを自分の成長のために生かすように考えて、お客さんに目を向けるようにしたんだ。
そこで外に目線を変えて、お客さんに喜んでもらおうと思って、気持ち切り替えてからは楽しくなったよ。お客さんは評価してくれるから。誰かに必要とされてる、喜んでもらえてるって感じね。野口さんのおばあちゃんの気持ちと同じさ。
構造設計者って職人気質のとこがあるから、相手の気持ちを汲んで何かするのが下手くそな人が多すぎ。逆にそれが出来るだけで喜んでくれて評価してくれる。自分のファンが増えて、モチベーションが上がっていった。
結局、給与は変わらなかったからそこは会社に対しての不満というより、業界や社会に対しての不満はずっとあったんだ。
前職は構造設計10年やってみんなの2倍のスピードで仕事して、一級建築士持ってても年収350万そこそこだったからさ。でも他の構造設計事務所もそんなに変わらない。だから、業界や社会全体の問題だと思うようになった。
なんだかんだで、会社の資金も貯めて独立したんだけど、当時は構造設計という職種の認知度や立場が低くてさ。なんせ設計図書に名前書く欄すらないんだからね。
今の設計料の1/3とかだったかけど、俺は仕事早かったから一人食うには困らなかった。だけど、その単価だと人を雇うのが難しくてさ。
構造設計者の立場をいつか変えたいと思ってブログ書いたりしてね。
でも組織化することは当時はまだ考えて無かった。
そんな夢をもってやってたんだけど、突然世の中が変わったんだ。
田中社長:耐震偽装事件ね。
独立して半年たったときなんだけど、これは業界が激変すると思ったよ。あんのじょう法改正が起こり、棚ぼた式に構造設計者の立場が変わっていった。自分がやりたかった構造設計者の立場とか社会的認知が勝手に上がったんだけどじゃあと思って、さくら構造を作った。
それは、社会的認知が変わったので、組織化した方がちゃんとした仕事が集まってくるだろうと言うのと、単価も上がって人を雇っても経営していけるだろうと思ったから。
予想通りうまくいったし、順調に売上も増えた。中小企業でオーナー企業が10年ちゃんと企業を成長させて着々とやると資産がそれなりに出来るもんです。
だから今は働かなくても生きていけると思うようになった。
じゃあ、社長はなぜ働くんですかって質問なんだけど
会社作って最初は余裕無くてね、仕事はたくさんある、でもやる人がいないっていう状況で、未経験の使えない中途しか会社に来てくれないから、来る人みんな採用して仕事を受けて、やらせて教えてみたいな。創業から5年間一日も休まずに働いた。ほんとに一日も休まなかった。で5年くらいたって、若い人たちがある程度育ってきて
あるとき気づいたの。
ホームページにもあるでしょ?山本君の話とかさ。種村もそうだし。
※山本君の話
田中社長:頼りない人が、今では下の人から尊敬される先輩に変わった。
最初はお金欲しかったけど、ふと振り返った時に、人生が変わった人達が会社にたくさん増えたなってそれに気付くわけ。
それに気付いた時に思ったの「やっぱ仕事おもろいって」
さくら構造で働いて良かった。社長と働いて人生変わった。って、そういうことを言ってもらえる事をしているというのが俺の生きがいになった。
最初からそうだった訳では無いので、自分も成長しながら変わってきた。
だから、今後社員を100人にするって言ってるのも、自分が人と関わる事が好きだから、人を変えていけるという事を10人よりも100人の方が自分にとって大切なことだと思うようになったからなんだ。
だから、どんなにお金があっても働き続ける。
という感じで良いかな?
小林:やっとエンジン掛かかりましたね。社長は毎回追い込まれないと本気ださないタイプなので、最初やる気なくてスマホいじりだした時はどうしようかと思いましたが、とりあえず計算通りです。
僕は社長と長く一緒にいるので話しの内容はほとんどわかってますが、若い人には、社長の会社や仕事に対する思いが直接伝わって参考になった事でしょう。どうもありがとうございます。
田中社長:もうひとつだけ言ってもいい?
小林:どうぞ
田中社長:時間は限られてるから、みんなも自分が将来どうなりたいか本気で考えた方が良いと思う。
今20歳そこそこだろ?80歳まで生きるとしてさ。もやもやしても60年。本気で働いても60年。
しかも今までの20年と、これからの60年は体感速度が同じくらいって研究もあるらしいよ。
歳とるとドンドン1年終わるの早いでしょ。あれさ。つまり20代は実質人生の折り返し地点とも言えるよね。
さくら構造は、働き方も選べるようにしてあるのは知ってるよね。
年に2ヶ月休む社員もいれば、在宅勤務の社員もいる、残業しないやつもいる。
一定の約束を守れば色んな働き方を許容している。
せっかくそういう環境があるんだから、自分が将来どうなりたいかを本気で考えたうえで自分にとってこれだと思う働き方を選ぶべきだと思うよ。
そして自分で決めたことは、中途半端にやらないこと。でないと後で後悔するからね。
小林:社長貴重な意見ありがとうございます。
私も最後にひとことだけ。次回はヤジを控えて頂きたいのと、どや顔は使わせてもらいます
座談会日 2018.4.19 さくら構造札幌本社ビル会議室にて