建物高さ約95mの大臣認定建築物であり、免震構造を採用した鉄筋コンクリート造の分譲マンション。立面形状は、整形であるが建物高さと短辺方向のアスペクト比が4.2程度の塔状建物です。
超高層建築かつ免震構造であることから、高度な技術を必要とされる動的設計(時刻歴応答解析)にて設計を行いました。建物各部のモデル化だけでなく、解析に用いる設計用入力地震動の選定及び作成、建設地に対応した設計の位置づけ等、検討事項が数多くありましたが、最新の知見を取り入れるとともに、数多くのトライ&エラーを積み重ねることで、意匠プランと構造性能を両立した性能の高い建物を実現しました。
免震構造は、建物と基礎の間に積層ゴム等の免震装置を設け、地震による揺れが直接建物に伝わらないようにした構造です。つまり地震によって地盤が激しく揺れても、建物は地盤の揺れに追随せずゆっくり動くために、大地震時に構造体が損壊することはほとんど無く、建物が傾くといった地震の被害も抑えることができます。
標準鉄筋量80kg/㎡ ファインフレーム工法
需要の高い中高層RC造において「建物形状」「層数」といった一定条件を満たすことで標準鉄筋量80kg/㎡のRC構造躯体を実現する、さくら構造独自のゼロコスト高耐震・高耐久工法。
【 特徴 】
【 仕様 】
ファインフレーム80 |
一般的なRCラーメン造 |
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耐久性 | ◎ | 〇 |
耐震性 | 〇 | △ |
躯体費 | ◎ | △ |
施工性 | △ | △ |
プラン自由度 | 〇 | ◎ |
こんなお悩みありませんか?
上記のような設計事務所様・建設会社様の課題に対し、
構造事務所としてできる営業協力も行っております。
さくら構造(株)は、
構造技術者在籍数日本国内TOP3を誇り、
超高層、免制震技術を保有する全国対応可能な
数少ない構造設計事務所である。
構造実績はすでに5000案件を超え、
近年「耐震性」と「経済性」を両立させた
構造躯体最適化SVシステム工法を続々と開発し、
ゼロコスト高耐震建築の普及に取り組んでいる。