ローコスト型企画商品開発構造設計

コストコントロールを初期段階から考える
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ローコスト型
企画商品開発構造設計

お客様が開発している建物の
利益を上げるお手伝いをいたします。

開発している建物の構造躯体コストに最適化の余地があるとしたら、1棟あたりの節約数量×建設棟数分の余剰金を生み出すことが見込めます。
ただ、いつものように1棟ごと構造設計を依頼していては、利益を上げるのには限界があります。
次のような場⾯に心当たりはありませんか?

・目先の業務が優先で手が回らず、改善提案や新しい取り組みができていない。
・効果が⾒えない事に対して時間や予算を割けない。
・構造設計者からは簡単にできるから、早くできるからなど要望の本質からずれた提案しか貰えない。
・構造設計者は、このプランだから不経済となるのはしょうがないと言い、改善提案はしてくれない。
・構造設計者は納期重視で、性能とコストの最適化について多角的な検討をしない、できない。
・結局、でき上がるのは前と同じもの。
・前回と⽐較してコストアップになっていても構造事務所は「法律が変わったから」という曖昧な説明しかしてこない。

つまり、お客様がどうにかしたい問題があっても、1棟毎の設計を処理する中では、お⾦や時間の問題が大きく、改善に取り組めないのが現状です。

そこで、さくら構造は、
「棟毎の設計人工」へ
対価を支払う、従来型の構造設計とは異なり、
お客様と共同作業で企画・商品の見直しを行い、

節約額×棟数での利益増大を目的とした

構造躯体最適化コンサルティングを展開しています。

ローコスト型
企画商品開発構造設計の特徴

節約額 × 建設棟数 = 利益増

ローコスト型企画商品開発構造設計は、固有の案件1棟の躯体⼯事費を最適化するのではなく、建設する企画商品全棟に効果が発揮されるサービスです。
そのために私たちは、お客様の企画商品の構造設計の仕様やクライテリアをローコストの視点で定めるサポートをしています。
企画商品を開発する際にこの作業を怠ると、同じ商品にもかかわらず建物毎の構造躯体費はバラつき、無駄の多い(躯体⼯事費が高い)建物が設計されてしまう可能性があります。
また企画商品のため、その損失は建設棟数倍増幅してしまいます。お客様の利益が増すようお手伝いいたします。

お客様に合わせたオリジナルの提案

意匠プラン、法律、建設地域、施⼯業者、設備業者、構造設計業者が連携して作り上げる建築において、全く同じ建物は存在しません。
総勢60名を超えるスタッフの中から、構造設計だけでなくあらゆる分野を網羅する、スペシャリストにより編成されたチームがお客様の要望に合わせたオリジナルの設計提案を⾏います。
ご要望は建設費最適化だけにとどまらず、競合他社との差別化、業務の効率化、安全性や耐久性、施⼯性等ご希望に沿ったご提案をいたします。

他事務所による構造設計でも
再現性のある構造設計仕様を作成

どんな案件でも、他事務所による構造設計でも躯体⼯事費のバラつきが最小限に留まるよう再現性のある構造設計仕様を作成します。
そのため、案件固有の条件を吟味しながら複数の案件を構造設計し、分析を⾏います。

競合他社との差別化

お客様と競合する不動産商品の構造躯体コストデータと⽐較し、どう改善すれば競合他社よりも商品価値や競争⼒を高める事ができるか検証します。

コンサルティング報酬の返還保証制度

成果目標の最低ラインを設定し、最低ラインを達成できなかった場合には、コンサルティング報酬の返還保証の対象と致します。

ローコスト型
企画商品開発構造設計の業務の流れ

ローコスト型
企画商品開発構造設計の業務の詳細

1ヒアリング
構造仕様の問題だけでなく、商品やサービスの特徴、優位性を⽐較し、根本にある大きな問題点を明確にするため、ヒアリングを⾏います。
また、ヒアリングはディスカッション形式で⾏い、当事者では気づきにくい問題を明確にし、成功に導きます。
ときには現状の業界の動向から、経営・事業・商品開発体制・設計体制に関わる事項までヒアリングさせて頂くこともあります。
2構造設計図書分析
コンサルティングを⾏う構造設計図書(計算書、構造図⾯) に対して簡単な分析を⾏います。
一般的な構造設計方針と⽐べて何が過剰で何が不足しているか、特に構造コストを上昇させる原因が設計方針にどの程度含まれているか、また設計上採⽤した納まりが施⼯性や経済性の観点から適切であるか、さらに意匠計画と構造計画のすりあわせを⾏う事で大きな効果が⽣まれる事項がないか、など大局的観点から設計図書の分析を⾏います。
3建築構造コスト分析
お客様の竣工案件の構造躯体コストデータを頂き、弊社が蓄積してきた構造躯体コストのデータベースと比較する事でお客様の不動産商品の構造躯体コストが、建築市場の中で、どのレベルに位置するかについて分析を行います。
4成果目標とお見積りの提案
1~3 までの分析結果に基づいて、コンサルティングの成果目標を設定します。成果の内容は、構造躯体コストをパラメーターとしますが、施工性やデザイン性にも配慮し、十分実現可能で高い目標を設定します。
また目指すべき 目標だけでなく、成果の最低ラインも設定し、最低ラインを達成できなかった場合には、コンサルティング報酬の返還保証の対象と致します。
5ご契約
弊社の提案内容を十分に説明し、ご理解頂いた上で、コンサルティング契約を締結させて頂きます。
6構造設計図書詳細分析
ステップ2 の設計図書分析を、さらに詳細に行います。 分析する設計図書は1 案件でなくプランの異なる、複数の案件に対して行い、案件固有の問題点だけでなく、設計方針や設計仕様 等、どの案件にも影響する事項も明らかにしていきます。
特に設計上のモデル化と実際の差異についても 分析し、的外れなモデル化による過剰な設計がないかなどを確認します。
7構造躯体コスト競合比較
構造仕様改善コンサルティングでは、構造躯体コストの分析作業を大きく11 のジャンルに分け、更に110 項目に渡って細部化した チェック項目を設計図書と照らし合わせ、その中で一番大きな問題がどこにあるのかを見つけ出し、各ジャ ンル、各項目ごとの問題を明確にしていきます。
お客様と競合する不動産商品の構造躯体コストデータと⽐較し、どう改善すれば競合他社よりも商品価値を高める事ができるか検証します。
8構造設計上の問題点発見
問題のある設計を改善しなければ、いくら施⼯を⼯夫しても最大の効果を得る事はできません。
構造設計上で起きている様々な問題が、いったいどこで、どんなふうに、どのくらい起きているのか正確に⾒定め一番最初に改善するべき問題を⾒つけます。
一番の問題点を最初に改善することで効果は最大となり、費⽤対効果も最大になります。
最初の改善ポイントを⾒つけることは、その後の様々な改善にも効果を発揮する重要な施策です。
無駄が多い箇所、施⼯性、耐久性上の問題点を明らかにします。
9構造仕様改善提案
一番最初に改善すべき問題を見つけたら、これまでの実験・研究で得たノウハウを駆使し、具体的な解決策の提案を行います。 ほんの少しの工数で大きな成果を上げる改善提案や、根本的な部分から取り組む大掛かりな改善提案まで、その手法は状況に応じて様々です。
時には構造計画は全く触らずに行う改善提案など、難しい切り口でご提案させて頂くこともあります。
お客様を成功に導くために、構造設計方針のみで改善出来るものから、意匠計画、構造計画全般に及ぶ改善まで、あらゆる角度から調査・分析を繰り返し、ご提案していきます。
10構造仕様改善予測
改善提案によって、いったいどれくらいの効果が得られるのか予測を行います。
「 構造設計方針の改善で構造コストが10%最適化できる」と数値を明確にし、それにかかる工数や時間から、費用対効果がどの程度かも見極めていきます。
11構造仕様戦略策定
分析による戦略的構造仕様案を立てるとともに、新たな構造仕様に基づく、プロモーション戦略、競合他社との差別化戦略等をご提案し有益なビジネスプランを作成します。
成功実現に向けて、それぞれ最適な構造仕様及び構造設計手法を策定します。
12構造設計
同業他社よりも優位性をオーナーに伝えられる構造仕様が完成したら、それに基づいて構造設計を行います。
案件固有の条件を吟味した上で、設計に盛り込み、経済性と安全性を徹底的に追求した設計を行います。
設計を行う案件は原則竣工済み物件とし、複数案件を同じ構造仕様で設計する事で、過去との比較を行うと共に、どの案件でも効果がでる事を確認し再現性がある事を証明します。
13積算業務
12 ステップで設計された案件の構造コストを積算し、当初設計時の積算データと比較検証を行います。
14効果分析・成果判定
戦略的構造仕様に基づいた構造設計結果について分析し評価を行い効果検証を行います。
当初設定した成果目標と比較しどの程度達成できたのか、最低目標をクリアできているのか判定を行います。
15戦略的構造設計仕様成果品の提出
下記の成果品を提出いたします。
・改善提案内容一覧( 採用、不採用がわかるように)
・構造設計仕様書
・構造設計仕様による施主へのアピール事項説明書
・改善納まり図集 ・構造設計仕様採用時の構造コストの目安

企画・商品開発事例

ハイウォール工法「WRC造 8階建て」

  • ハイウォール工法の特徴

  • 構造種別の性能比較

  • ハイウォール工法 立面図

さくら構造は、8層までの壁式鉄筋コンクリート造の建築を可能とする『ハイウォール工法』を開発致しました。

法改正と設計指針の策定により、8階建てまでの壁式鉄筋コンクリート造の設計が「確認申請」と「適合性判定」の一般的な審査で可能となりましたが、複雑な解析が必要となるため普及は進みませんでした。しかし、さくら構造では研究を重ね、日本初となる壁式鉄筋コンクリート造8階建ての確認済証を取得しております。

『ハイウォール工法』の特徴は、高い耐震性にあり、同一プランのRCラーメン造と比較し、
計算上1.7倍程度の保有耐力を有していることがわかりました。
また、高い耐震性を持ちながらもコストパフォーマンスに優れており、8階建てのRC造と比べた結果、躯体工事費16.7%削減を実現しています。

スマートウォール工法「壁式×薄肉シングル配筋」

  • 構造種別の性能比較

  • W15 シングル配筋 現場写真

  • 実大実験棟 外観写真

阪神・淡路大震災では、震度7の地域で大破や倒壊する建物がある中、WRC造は、大破や倒壊どころか開口部に幅5mmのひび割れが発生した程度の損傷が2棟あっただけで済んでいます。他の過去の大震災からも実質耐震性が極めて高い構造形式であることは、私たち構造設計者には半ば常識となっております。

WRC造は、その他にも柱型や梁型が居室空間に出てこない広々とした空間や高い耐久性・耐火性・気密性・遮音性、そしてローコストがメリットとして挙げられます。さくら構造は、それらのメリットはそのままで、更にコストの追求と施工性、耐久性を向上させた『スマートウォール工法』を開発致しました。

『スマートウォール工法』の特徴は、壁厚が150mm、配筋はシングルとし、ローコストを実現するところにあります。

なお、シングル配筋はダブル配筋より鉄筋のかぶり厚さが大きくなるため、コンクリートの中性化に対する耐久性の大幅な向上が期待できます。加えて、施工性の向上による施工不良発生率の低下と工期の短縮が図れます。またひび割れ抵抗性能向上仕様としたコンクリートを採用することで、ひび割れにも配慮しております。

既に札幌本社の隣に4階建て、壁厚150mm、シングル配筋の実大実験棟が竣工しており、経過を観察しています。

さくら構造(株)は、
構造技術者在籍数日本国内TOP3を誇り、
超高層、免制震技術を保有する全国対応可能な
数少ない構造設計事務所である。
構造実績はすでに5000案件を超え、
近年「耐震性」と「経済性」を両立させた
構造躯体最適化SVシステム工法を続々と開発し、
ゼロコスト高耐震建築の普及に取り組んでいる。

【さくら構造株式会社】
事業内容:構造設計・耐震診断・免震・制振・
地震応答解析・
構造躯体最適化SVシステム・
構造コンサルティング

●札幌本社所在地 〒001-0033 
札幌市北区北33条西2丁目1-7
SAKURA-N33 3F
TEL:011-214-1651  FAX:011-214-1652
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東京都台東区東上野2丁目1-13
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大阪府大阪市中央区伏見町2丁目1-1
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