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アンケートに寄せられたお悩み、ご質問に回答します #2




2020年1月17日~1月29日にかけて、弊社代表の田中が講師となり、
北海道、宮城県、東京都、大阪府、福岡県、沖縄県の6拠点で建築構造セミナー
「建築業界経営者のための 躯体工事費削減のポイントと壁式8層建設のメリット」を
リンク入れる開催しました。設計事務所や建設会社、デベロッパー等にお勤めの総勢約130名と大変多くの方にご参加頂きました。
アンケートを実施したところ、お悩みやご質問が寄せられましたので、前回の記事から回答させていただいています。本記事も引き続きお悩み、ご質問に回答していきます。

1. 住宅がメインで、アパートやマンションと違い規模が小さいですが構造躯体最適化設計はできますか?

構造躯体最適化設計はできますが、建物の規模が小さいと削減額も小さくなります。また、構造躯体最適化設計は手間のかかる作業の積み重ねです。建物規模が小さいほど、設計に手間がかかった割に削減額が小さい結果となりやすく、削減結果と作業手間のバランスが悪くなる傾向があります。

2.SAKURA SCANを利用したい場合の必要な情報、コストが気になります。

SAKURA SCANとは、ご相談いただいた建物とさくら構造の過去のビッグデータを比較して、建物の構造躯体建築躯体コスト最適化の可能性をご提示するサービスです。
SAKURA SCANには無料診断コースと有料診断コースの2つのコースがあります。
また、コースによってご用意していただく資料が異なります。

【無料診断コース】
構造図の情報を元に、経験豊富な専門家が建築躯体コスト最適化可能性について簡易的に診断します。平たく言うとニラミです。
必要資料:意匠図、構造図

【有料診断コース】
電算データの情報を元に、数量解析を行い、自社のデータベースと比較することで、建築躯体コスト最適化の可能性について診断します。
必要資料:意匠図、構造図、電算データ(電算データが無い場合は積算書でも対応可能です。)
※対応電算データ形式
ユニオンシステム SS3/SS7
構造システム BUS
構造ソフト BUILD一貫

有料診断コースの料金、その他詳細については「構造躯体コスト簡易診断さくらスキャン」をご参照ください。

3. 構造設計者の良し悪し、発注先の選定に悩んでいます。

構造技術者でなければ判断が難しいかと存じます。そこで、構造技術以外のところで見極める方法をお勧めします。

例えば、
・図面が汚い
・約束をすぐ破る
・メールの返信が遅い
・言ってることがころころ変わる
・説明をうけても意味がわからない

このような構造設計者は良い技術者とは言えません。
さくら構造は提案や助言を行うコンサルティングも承っており、外注構造設計者の技術力や対応力などを調べ、良し悪しをお伝えすることができます。また、構造躯体費でお悩みの方は、「構造躯体コスト簡易診断さくらスキャン」をお勧めします。SAKURA SCANを受けることで、構造躯体の妥当性を知ることができるため、技量の判断材料としてもご活用いただけます。まずは、お気軽にお問い合わせください。

4. ひび割れに対する配慮の事例について教えて下さい。

近年の研究では、骨材の乾燥収縮量がコンクリートの収縮ひび割れに対して大きな割合を占めることがわかってきました。そこで、スマートウォール工法の実大実験棟カンティーナ(4層WRC造、壁厚150mm、シングル配筋)では、乾燥収縮量が小さい石灰石に指定することで、ひび割れ対策を行っております。
ただし、同じ石灰石でも採掘地によって品質の差が大きく、乾燥収縮率は400~800μと広く分布しており、推定は難しいため建設地のプラント業者に問い合わせることをおすすめします。また、地域よっては石灰石を指定することによって、コンクリートの単価が上がる場合もあります。
カンティーナは上棟時(2018/11)から現在までひび割れは壁梁と壁に数本見つかっていますが、現状有害となるひび割れは発生していません。

5. 設計料と地方での対応の仕方を教えて下さい。

構造設計料については、「定額制構造設計KozoWeb」をご参照ください。
意匠、構造の設計担当者同士の拠点が遠い場合、テレビ会議システムを取り入れています。ITを駆使することで対面と同等の打合せを行うことが可能です。距離や時間の制約を受けることなく、意思疎通が図れます。
さくら構造の拠点は北海道、東京、大阪ですが、拠点以外の東北や九州、沖縄と全国各地にお客様がいます。そのお客様が繰り返し、さくら構造に業務を依頼しているということは<遠方に構造設計事務所があることは、デメリットにはならない>という何よりの証明と考えています。

寄せられたお悩み、ご質問はまだありますので、次回ブログでも引き続き回答していきます。近日中に更新しますので是非チェックをお願いします。
小林 玄彦
HARUHIKO KOBAYASHI

社長室室長

さくら構造(株)は、
構造技術者在籍数日本国内TOP3を誇り、
超高層、免制震技術を保有する全国対応可能な
数少ない構造設計事務所である。
構造実績はすでに5000案件を超え、
近年「耐震性」と「経済性」を両立させた
構造躯体最適化SVシステム工法を続々と開発し、
ゼロコスト高耐震建築の普及に取り組んでいる。