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構造躯体最適化 2005.06.12

CM(コンストラクションマネジメント)方式


さくら構造スタッフの画像
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CM(コンストラクションマネジメント)
方式

建築コストの不透明感を感じている業界側の人間は多いと思います。
業界の中にいても建設工事費の内訳を正確に把握するのは難しく、どこの業者にいくらのお金が流れているかを把握するのは、建設会社が提出する見積もり書だけでは判断できない。
というより判断できないようになっている・・・
これは今の建築業界で一般的に採用されている、一括請負契約方式の限界なのかと思います。

米国などではCM(コンストラクションマネジメント)方式が一般的で、日本でもこの方式で建設工事をしようと努力し始めている業者がいますが、まだ今の日本ではCM方式が定着しているとはいえません。
CM(コンストラクションマネジメント)方式とは、各種の工事を分離発注することで実際にかかる原価をオープンにし、工事費の内容を透明にして複数の専門工事業者の相見積りを取り、コストコントロールをするといった物です。
非常にメリットのある方式なのですが、現在の日本の法律は一括請負を基本に出来ているため採用するにも色々と制約がある事も事実です。
契約上の負担が増える事やCM方式にした場合の施主のリスク増加、また、そもそも本気で良い建物を安く作ろうとせず、安易な業者選択をする施主がいる事もありCM方式が浸透しない要因になっています。
中には大根一つ買うにも「ここは高いからダメ!」といって違う店舗までわざわざ移動して買ったりする人もいるそうです。
そこまでする必要はないと思いますが建物の値段は大根とはケタが違います。
しかも、大根買うのにも当たりはずれがありますが、建築はもっと大きな当たりはずれがあります。
「でも、建築業界は閉鎖的でわかりづらくて調べようがない・・・」
たしかに、そうですね。反省すべき部分だと思います。
業界の方は情報をどんどん公開して正々堂々仕事をしましょう。
施主の方は本気で良い建物を安く建てる勉強をしましょう。
私は、施主が構造性能やコストでハズレを引かぬよう一技術者として日々勉強です。

参考サイト
コンストラクションマネジメントについて、教えてください

田中 真一
SHINICHI TANAKA

代表取締役

執筆者の詳細

さくら構造(株)は、
構造技術者在籍数日本国内TOP3を誇り、
超高層、免制震技術を保有する全国対応可能な
数少ない構造設計事務所である。
構造実績はすでに5000案件を超え、
近年「耐震性」と「経済性」を両立させた
構造躯体最適化SVシステム工法を続々と開発し、
ゼロコスト高耐震建築の普及に取り組んでいる。