各種工法のご紹介

スマートウォール工法「壁式×薄肉シングル配筋」

  • 構造種別の性能比較

  • W15 シングル配筋 現場写真

  • 実大実験棟 外観写真

阪神・淡路大震災では、震度7の地域で大破や倒壊する建物がある中、WRC造は、大破や倒壊どころか開口部に幅5mmのひび割れが発生した程度の損傷が2棟あっただけで済んでいます。他の過去の大震災からも実質耐震性が極めて高い構造形式であることは、私たち構造設計者には半ば常識となっております。

WRC造は、その他にも柱型や梁型が居室空間に出てこない広々とした空間や高い耐久性・耐火性・気密性・遮音性、そしてローコストがメリットとして挙げられます。さくら構造は、それらのメリットはそのままで、更にコストの追求と施工性、耐久性を向上させた『スマートウォール工法』を開発致しました。

『スマートウォール工法』の特徴は、壁厚が150mm、配筋はシングルとし、ローコストを実現するところにあります。

なお、シングル配筋はダブル配筋より鉄筋の被りが大きくなるため、コンクリートの中性化による劣化に対しての耐久性は非常に高く、『スマートウォール工法』であれば 100年以上の中性化に耐えることが可能です。加えて、施工性の向上による施工不良発生率の低下と工期の短縮が図れます。特殊コンクリートと外断熱工法を採用することで、ひび割れにも配慮しております。

既に札幌本社の隣に4階建て、壁厚150mm、シングル配筋の実大実験棟カンティーナが竣工しており、経過を観察しています。

「壁式×薄肉シングル配筋」スマートウォール工法 FAQ

1. スマートウォール工法は5階建てでも設計可能ですか?
建物形状が整形で壁量が十分に確保されている場合は、5階建てでも設計可能です。ただし、1,2階の壁が部分的に厚くなる場合があります。お問い合わせいただければ、設計可能か判断致しますのでお気軽にご相談ください。
2. 壁の貫通スリーブ位置に制限はありますか?
スマートウォール工法用の標準図でスリーブ配置不可の範囲を明示して現場への指示を行います。
3. 壁をW15に薄くしても、告示にある壁量を確保するために壁の長さを長くしたらコンクリート数量は大幅には変わらないのではないでしょうか?
ご指摘の通り、壁量を告示ギリギリに設定していて、壁厚を薄くした分壁長を長くした場合、コンクリート数量は大幅に変わりません。しかし、今まで見てきた壁式構造の共同住宅の多くは外壁、共用部、戸境壁にRC壁を配置している、壁量が十分余っているプランニングです。

そのような建物に対し、壁長はそのままで壁厚さを薄くするスマートウォール工法を開発し、コンクリート数量削減を実現しています。“壁長はそのままで壁厚さを薄くする”スマートウォール工法に対し、“壁厚さは厚くなるが、壁を極限まで減らす”工法もございます。(スペースウォール)どちらの工法も壁量の最低量を目指しているので、同等のコンクリート数量となります。
4. 許容せん断耐力は壁厚に依存しますが、ひび割れに対する検討は行っていますか?
壁式鉄筋コンクリート造・設計計算規準(2015)ではC0=0.2の中地震時に顕著なせん断ひび割れを生じさせない事を目的として一定の壁率を確保するとあります。スマートウォール工法でも同様に最低壁量をルート1相当の壁量(地震時重量に対する壁断面積)の1.5倍としているため、一定の壁率を確保できせん断ひび割れは生じないと考えられます。
5. スマートウォール工法の品質について、御社が配慮している点、こだわっている点を教えていただけないでしょうか?
ご存知の通り、壁式構造は6面体として地震や台風などの外力を受け止める、強度に優れた構造です。過去の大震災において、壁式構造が倒壊はもちろん大きな被害を受けた例はありません。高い耐震性を持っている壁式構造ですが、コストに比重を置く施主が多く、木造などほかの構造種別と比較すると壁式構造が選択される割合が少ないと感じています。

コストを下げることができれば、壁式構造が選ばれる割合が増えると思い、スマートウォール工法を開発しました。壁厚は薄くなり、配筋は減っているかもしれませんが、耐震性が高い壁式構造の良さは変わらないと思っています。高耐震化の建物を日本に普及していくことが弊社のこだわりです。
6. 施工・工事関係者等すべての人にスマートウォール工法が構造上問題ないと自信持って説明したいです。
<耐震性について>
壁式構造の共同住宅でよく見られる外壁、共用部、戸境壁にRC壁を配置しているプランニングでは、ルート1の壁量(地震時重量に対する壁断面積)が2倍以上の余裕があることが多いのですが、このルート1の壁量というのは『建物が保有している耐力』と同義です。つまり、建物の保有水平耐力余裕度が2倍以上あるといえます。なお、弊社ではスマートウォール工法の最低壁量をルート1の壁量の1.5倍以上となるように規定しています。 また、建設省建築研究所が行った実大実験(5階建て、全階壁厚150mm、壁量120mm/㎡)の論文より保有水平耐力余裕度が2倍程度あることがわかっています。以上のことから、スマートウォール工法の耐震性が極めて高いことがご理解いただけると思います。

<耐久性について>
シングル配筋とすることで主要部分のかぶり厚さが60mm確保できることから、「建築工事標準仕様書・同解説 JASS5 鉄筋コンクリート工事」を参照し耐用年数を算出した結果、耐久性が大幅に向上することにも期待できることがわかりました。

今までに外壁厚さ180mm、ダブル配筋を採用し、内壁厚さは150mm、シングル配筋を採用したスマートウォール工法を100棟以上設計していますが、ひび割れ等のクレームは一度もきていません。 そして、弊社代表の田中は、自信をもって多くの人にスマートウォール工法を勧めるために自腹で借金してまで実大実験棟カンティーナを建てているんだと思います。

ぜひ、上記の内容を施工・工事関係者様にご説明いただき、
一緒に実績を作っていけたら嬉しいです。

ご興味ある方は、ぜひ札幌までカンティーナを見に来てください。
札幌に中々行けないよ、という方はこちらの動画を御覧ください。

さくら構造構造躯体最適化工法

自社工法に関するコラム

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その実績はすでに3000案件を超え、
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免震・制振などの特殊案件等
お客様のご要望に柔軟に対応しております。

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